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いつもの「アカンすよ!」と言い出しそうな雰囲気がそこには無かった。
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0001それでも動く名無し
垢版 |
2023/01/29(日) 04:39:47.03ID:EjCYYEaq0
10月12日から始まる決戦を前に、偶然出会った宿敵。
目が合ってしまった以上無視して通り過ぎるわけにもいかず、近づいて声を掛けた。

「もうすぐやな。俺は…俺たちの野球で勝つ。全力で戦おうぜ」
ぱん、と乾いた音がした。
目の前の肩へと伸ばした手が強く払われて、後からすぐに微かな痛みがやって来る。

「…おま」
「やめてください」
拒絶の色を濃くした声色と、俺を睨みつける双眸。
眠っていた記憶が蘇った。この憎悪を、俺は覚えている。

何があっても最後までこいつを選ぶことはしなかった。どれだけ求められようと、俺の答えはひとつしかない。
拒絶して、切り捨てた時に見せたあの表情をしている。
いつしか問われなくなった言葉は、ついに諦めてくれたのだと思っていた。

「僕を選ばなかったあんたを、叩き潰す」
0002それでも動く名無し
垢版 |
2023/01/29(日) 04:41:18.24ID:EjCYYEaq0
今日はショートヤンデレ編
来週またちゃんと書く
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