世界各国で注目される折りたたみスマホだが、自国では買い控えが起きているのだ。
それでも、厳格なゼロコロナ政策の終了によって、これから経済が再度活性化すれば、折りたたみスマホを買い求める消費者がそれなりに増える可能性はある。
その値段の高さから、すぐに既存のスマホに置き換わるのは難しそうだが、多くの調査機関が「去年よりはかなり売れるだろう」と予想している。
この見通しが実現すれば、中国メーカーは息を吹き返し、斬新なスマホや家電を次々と開発するかもしれない。
一方、売れなかった場合、今の中国人消費者が「折りたたみスマホに買い替える必要性を感じていない」という残酷な現実が浮き彫りになる。
繰り返しになるが、最近は「中国人はデジタル製品購入欲がそがれ、別のところに消費の関心が行っている」という記事を、さまざまな中国メディアで目にするようになった。
この見通しが正しかった場合は、Xiaomi・Huawei・OPPOなどが進めようとしている「スマホをハブにしたIoT家電」も売れなくなるだろう。
消費者の関心がないのだから。 その場合、これまで中国で「雨後のたけのこ」のように生まれていたIoT家電の新製品も減少し、海外市場にも流れなくなるかもしれない。
デジタル製品好きには寂しい時代が到来する。
今後、中国産のデジタル製品がどのような発展を遂げるかは、折りたたみスマホの売れ行きに懸かっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd3a790105e3743f868765c0c53c89e4dc241d98