大相撲で歴代最多45回の優勝を誇る元横綱・白鵬の宮城野親方(37)=スポーツ報知評論家=が28日、東京・両国国技館で引退相撲を開いた。約280人が参加した断髪式では涙を流す場面も。師匠だった間垣親方(元幕内・竹葉山)が止めばさみを入れ、21年以上つけたまげを切り落とした。最後はお別れと感謝の思いを込めて土俵に額をつけ、ファンに横綱、大関を育てることを宣言。あらためて第二の相撲人生を踏み出した。

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 プロ野球の巨人・原辰徳監督(64)が、宮城野親方の断髪式に出席し、「こういう瞬間に立ち会えたのは大変に光栄ですね」と振り返った。「初めて」というはさみを入れた後には、同親方の両肩に手を置き、「ご苦労さまでした」とねぎらった。巨人の12年春季宮崎キャンプに一日参加するなど、かねて交流があった。一区切りをつけた最強横綱に対し、名将は「私自身も大変な、大きな、歴史ですよ。今後の親方に期待したいです」とエールを送った。





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