総務省は30日、住民基本台帳に基づく2022年の人口移動報告を発表した。

東京都は43万9787人が転入し、40万1764人が転出した。
過去最少だった21年は5433人で、約7倍となる転入超過だった。

東京都からの転出先は、埼玉、千葉、神奈川の近隣3県で
約56%を占めた。
東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県)では、
9万9519人の転入超過で、21年より1万7820人増えた。
名古屋圏(愛知、岐阜、三重の3県)と大阪圏(大阪、兵庫、京都、
奈良の2府2県)はいずれも転出超過だった。

都道府県別では、転入超過は東京都や大阪府、福岡県など
11都府県だった。宮城県は7年ぶり、長野県は14年以降で
初めて転入超過となる一方、群馬県が転入超過から転出超過になった。