同園によると22年秋、シロテテナガザルのモモ(12歳)と子ザル、父親の可能性のある雄ザル4頭のそれぞれの体毛と大便を採取して京都大学の研究者に鑑定を依頼。DNA型鑑定の結果、父親はアジルテナガザル「イトウ」(34歳)であることが判明した。

 モモとイトウは午前と午後で交互に展示場に出るので直接接する機会はないが、展示場とバックヤードの仕切りが直径約9ミリの穴が並ぶパンチングボードだった。この穴越しに交尾した可能性が考えられるが断定はできないという。