0001それでも動く名無し
2023/02/05(日) 14:48:36.77ID:B3YfC67LrSNSが普及して、個人の拡散力が格段に大きくなったこともあり、迷惑行為の代償も刑事、民事の両面で大きくなると専門家は指摘する。
しょうゆ差しの注ぎ口や、湯呑みをなめまわす動画を拡散されたスシローの運営会社は1日のリリースで、警察に被害届を出したと発表した。当事者と保護者から謝罪を受けたとしたものの、「引き続き、刑事、民事の両面から厳正に対処してまいります」とした。
持ち株会社「FOOD & LIFE COMPANIES」コーポレートコミュニケーション部広報課は、賠償請求の内容などは「具体的に決まっておらず、警察の捜査の都合もあるので、回答できることはない」とした。
被害に遭った店舗では湯呑みの洗浄や、しょうゆボトルの入れ替えを行った。一部の店舗で席とレーンの間にアクリル板を置くなどの対策を順次、講じる。「おすしを流すのを控える動きは少し見えてきている」(広報課)という。
回転すし大手では「はま寿司」でも1月中旬、他の客が注文したとみられるレーン上のすしに勝手にわさびをのせる動画が拡散した。九州のうどんチェーンも同様の被害に遭っている。
こうした迷惑行為はどんな刑事罰を受けることがあり得るのか。元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は「一般的に、偽計業務妨害罪や信用毀損罪で、最大3年以下の懲役、または50万円以下の罰金に問われる可能性もある。SNSなどに動画を投稿し、『店が不衛生だ』などとコメントすると、名誉毀損(きそん)罪に問われることもある」と指摘する。
民事での損害賠償請求はどの程度の規模が考えられるのか。
高橋裕樹弁護士は「備品の交換・消毒費用、風評被害やブランドの毀損による売上減少の逸失利益、株主やメディア対応の人件費等のコストも勘案される。スシローレベルの企業の規模感で、最大2000万~3000万円の請求を受ける可能性がある」と見解を述べる。
一方、仮にSNSの拡散がなければ「多くても数十万円程度ではないか」と高橋氏。
騒動に乗じて、過去に投稿された動画が再拡散するケースもある。スシローでは客が卓上の茶の粉末を共用スプーンで口に含み、むせる動画が拡散されたが、「過去の動画で、対応などについては差し控える」(前出の広報課)とのことだった。
前出の高橋氏は「再度拡散した側が、損害賠償の一部を請求される可能性もある」とした。