日本ハムの五十幡亮汰外野手(24)が、侍ジャパンの外野手サポートメンバーとして招集されることが5日、分かった。メジャー組が現行ルールで3月6日の強化試合・阪神戦まで出場できないため、代役として3月3、4日に名古屋で行われる壮行試合の中日戦に臨む。

 侍ジャパンの外野手登録は5人だが、吉田正尚(29、レッドソックス)、鈴木誠也(28、カブス)、ラーズ・ヌートバー(25、カージナルス)が阪神との強化試合まで戦列に加われない。日本ハムは、栗山英樹監督(61)が指揮を執る日本代表チームから外野手不足を補うために五十幡の派遣を要請され、快諾したもようだ。

 五十幡は球界屈指の俊足を誇り、日本代表候補に名を連ねていた。入団から2年は故障に泣かされてきたが、今年は春季キャンプでもレギュラーを目指して奮闘中。5日の紅白戦では盗塁を決め、中堅の守備でも強肩を生かして補殺を記録するなど、首脳陣にアピールしていた。

 代走や守備固めを含め、五十幡の特長が生きる場面は多い。今回は2試合限定の代表入りとなるが、トップ選手のプレーや考え方に触れる貴重な機会にもなりそうだ。
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