第2クール初日は一、三塁からの重盗練習に時間を割いた。

 新庄監督は「点を防ぐ、点を取りに行くという練習」と攻守に及ぶ効果を説明。「そんなに打てないじゃないですか。セコい技じゃないですけど、防げない点を取ることを大事にしたい」とした。

 昨季を振り返りながら「中継の連係のミスや、二塁で止めるところを三塁行ってパスポールで1点簡単にやるとかね。それは去年まで」と戒めを口にしながら、「今年は防ぐ。防げない時もあるけど、その回数を減らす。ファインプレーしろとか思わないんっすよ、俺は。来たボールを取って相手に返してアウト、一つずつを27個取ってくれたらもう。気が付いたら守りの野球の野球で、勝っているというところでね」と理想を口にした。

 昨シーズンも一、三塁から、重盗サインを出す場面があったが「(相手が)嫌がるような点の取り方でポンポンって。ノーアウト一、三塁で1点取って、犠牲フライでまた1点取って2点を取る。難しいっちゃ難しいけど、意識さえあればね。そういうチームが強いチーム」とし、今年サインが増えるかを問われると「わからん、わからん。今言いたくないね。今年に関しては。それはもう」と、戦術面については言及しなかった。