岡山県の寺院が秘蔵する「人魚のミイラ」の正体は――。

 倉敷芸術科学大(同県倉敷市)の研究者らは7日、X線などを用いた調査の結果、主要な骨格がなく、造形されたものだったと発表した。上半身は布や紙、綿などの詰め物などを土台にして紙とフグの皮でできており、下半身は魚類の皮で覆われていた。はがれ落ちたうろこから、1800年代後半に制作された可能性が高いという。

 「人魚のミイラ」は同県浅口市の円珠院(えんじゅいん)の所蔵。「元文年間(1736~41)に土佐の海で漁網にかかった人魚」と記す書き付けとともに桐(きり)箱に収められていたが、寺に来た経緯はわかっていない。

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