森保監督がJ2清水の権田の招集見送る方針「日本の最高峰はJ1。優先順位つけなければ」
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日本代表の森保一監督(54)が、今季はJ2でプレーすることになった清水のGK権田修一(33)の招集を見送る方針を示唆した。

【写真】ドイツ戦で体を張ってゴールを守る権田

 権田はカタールW杯で好セーブを連発し、ドイツやスペインを撃破して16強に躍進した立役者の一人となった。

 森保ジャパンでは絶対的な守護神だが、その一方で所属の清水はJ2に降格。今冬の移籍市場で欧州クラブ入りを目指すもかなわず残留した経緯を権田が発表していた。

 J2は代表活動期間も公式戦があり、そもそも日本代表にJ1の選手を差し置いてJ2の選手を選んでいいのかという議論もあり、権田の扱いが注目を集めている。

 そうした中、8日に取材に応じた森保監督は「スカウティングに関しては、これまでも代表で力を発揮してくれている選手なのでしていきたい」と前置きした上で「招集に関しては難しい部分がある」と明言した。

 その理由として「代表活動の時もJ2は試合がある。もちろんJ2にもいい選手がいるし将来のJリーグを盛り上げてくれる選手はいると思うが、でも日本の最高峰はJ1だというところ。そこを目指した上で日本代表、世界も目指していくというわれわれの優先順位をつけて見ていかなければいけない。平等には見ていきたいが、招集やチーム編成では、よりレベルの高いところから考えていく」とJ2でプレーする権田の招集は見送る公算が高くなった。

 新生森保ジャパンは日本中にフィーバーをもたらした絶対的守護神を欠いた中でスタートすることになりそうだ。