0001それでも動く名無し
2023/02/09(木) 11:14:05.60ID:bUdMN/3/0捜査関係者によると、グループは渡辺容疑者の指揮下、マニラの廃業したホテルなどに「かけ場」と呼ばれる複数の拠点を設置していた。今村磨人容疑者(38)は、うち1カ所の統括役で、詐欺の電話を日本にかける「かけ子」を管理。配下のメンバーを通じ、日本で被害者からキャッシュカードなどを受け取る「受け子」にも指示を出していた。
メンバーの報酬は詐取額に応じ増減したとみられ、捜査幹部は「かけ場単位で競わせ、成績優秀者にはリゾート旅行も与えていた」と語る。詐取金はメンバーが日本から飛行機で運搬していたとされる。
藤田聖也容疑者(38)は、かけ子や受け子を集めるリクルート役だった。フェイスブックやツイッターなどのSNSで高額報酬の闇バイトをうたって、メンバーを募集。希望者には秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」を使い、詳細を説明したり、指示を出したりしていた。
フィリピンでは一時、100人近くのメンバーが活動していた可能性があり、多くは闇バイトで集められ、現地に渡航した日本人とみられる。
また、こうした指示系統や役割分担の構図は各地で相次ぐ強盗事件と重なる。
捜査関係者によると、強盗事件では「ルフィ」や「キム」を名乗る人物が、フィリピンからテレグラムで指示を出していた。メンバーは闇バイトで集められ、実行役や運転役、現場を束ね報酬を分配する管理役など役割も細かく分かれていた。
警視庁はグループ幹部がフィリピンで使用していたとみられるスマートフォンやタブレット端末約15台の解析を急いでおり、指示系統の解明や強盗事件の関連も詳しく調べる。