2022年に処分した警察官についての情報が公開され、2021年の6倍にあたる18人が懲戒処分を受けていたことが分かりました。

 情報公開請求で開示された文書などによりますと、大阪府警が2022年、懲戒処分にした警察官は18人だったことが明らかになりました。

 2021年に比べ、15人多いということです。

 このうち減給処分となった府警本部鑑識課の男性警部補(40)はおととし12月、府警本部庁舎にある浴室の女性更衣室に、小型のビデオカメラを置いて盗撮しようとしたとして、府の迷惑防止条例違反で書類送検され、依願退職しています。

 警部補は当時、当直勤務中で、「自己の欲求を満たすためだった」と話したということです。

 また、関西空港警察に所属していた男性巡査部長(36)は、大阪市内の食料雑貨店ですれ違いざまに女性の尻を触ったとして書類送検され、依願退職しています。

 巡査部長は「以前、混雑した場所で偶然女性に触れた感触が忘れられなかった。これまでに10回くらいやった」と話したということです。

 このほか、部下に対するパワハラや不倫などの理由であわせて182人が訓戒や注意処分を受けています。