注目すべきは、日本は「真似」することを「パクリ」とは言っていないことだ。彼らは「リバース・エンジニアリング」という、いかにも正当性のありそうな専門用語を使ったのである。1950年代から、日本はアメリカのクリエイティブ能力の後ろにぴったりとくっついて、パソコンや通信機器以外にも様々な製品を製造してきた。日本のエンジニアは本に書いてある文字からだけでなく、実物からも多くを学んでいた。競争相手の製品を購入し、分解して、各パーツの隅々まで研究し、分析した。そして、そこから製造方法や動作原理、設計方法などを学んだのである。実際の製品に止まらず、その分析対象は製品を製造する機械にまで及んだ。こうした解析技術を日本では「リバース・エンジニアリング」と呼ぶ。裏を返せば、それは正に「パクリ」である。
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2011-01/21/content_21791267_2.htm