堅実な遊撃守備には定評がある。打撃が長年の課題であることは、自他ともに認めるところだ。これまでは指導者から、ヒッチ(テークバックの時に手を上下させる動作)の癖を直すように言われることが多かった。しかし、今そこは意識していない。開き直ったのではない。移籍決定前の昨年10月から、1人で自分の構え、テークバック、ステップを洗いざらい見つめ直した。

 試行錯誤を重ねた結果、「一番しっくりきたのが、ヒッチというか、この形でした。確率よく打つために、自分にとって一番楽な形で構えたい。本当にいろいろやりましたが、今はこれがしっくりきています」と手応えを感じている。


「僕の野球人生ですので、誰に何と言われても、しっかり自分の意思を持ってやっていきたい」と目には覚悟が宿る。そして「三浦(大輔)監督もルーキーの子たちに言っていた通り、言われっぱなしではダメ。しっかり自分で考えてやらないと。責任を取るのは自分ですので、しっかり準備をしてキャンプに臨みたいと思います」と続けた。
https://full-count.jp/2023/01/14/post1327137/