0001それでも動く名無し
2023/02/13(月) 16:24:30.40ID:npmt+bnId先発の全てを絶望に陥れる歌三浦が大量失点、騎士団も勢いを魅せず惨敗であったのだ
スタジアムに残響（ひび）く祈り子の重力の波動《グラビティ・ブレス》、契約からか大気が震える「ほう、おやおや……今年は１００（攻撃力：＋128）敗だな…それとも感情に任せて俺を殺しますか？」の聖言＜ホーリーワード＞
詠唱破棄で帰り始める帝国騎士達の核（なか）、追憶の彼方、輪廻の創の最強戦力剣持つ者内ヨドゥーのしたたりは独りベンチマークで嘆いていた
ワールドブリッツボールクライシスで手にしたイェ・インカン、フロイデ、真実に耐えきれず精神崩壊、そして何より誰にも言えない秘めたる愛相応しいチームメイト・・…その時は俺も…
帝国軍の兵士に好まれるそれを今の横浜で得ることで発動させる”禁呪”は殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃ…悪くはないンだ……・・」内川は悔し涙を帝国名物の梅湯流し続けた
どれ程度経ったろうか、ヴァンははっと目覚めた
預言書の記述によれば己の悲運より、友のために涙を流し疲れて眠って…一つ事に囚われたようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「そんな手に引っかかりやがって、まったくだらしねえなあ？、帰って元老院の主催者を務めるトレーニングをしなくちゃな…そうだろ、クラウド？」内川はク・ショウしながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、ヴァンはただ静かに気付いた
後の歴史家は、この事実をこのように評する。「アレキサンダー・・ド・・オブ・？お客屋がいる、とは彼の言葉だが…・・・ヌス・ルシス・オメガ・？仏の顔を三度までという名セリフを知らないのかよ？」
ベンチから飛び出したヴァンがモルボルで言えば指先にあたる部位にしたのは、外野イスタロトまで埋めつくさんばかりの観客だった
千ブレイバーそうな超時空の創造主ほどに帝国旗が振られ、地鳴りのようにベイグランド・スターゲイザーの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とし……、世界に光を取り戻す内川の財宝の在り処が刻まれし背面に、聞き覚えのあると古の民の予言にもある声が聞こえてきた
「そうか…そうだったのか…セイイチ、マイティガード獄からの使者との戦いだ、ＴＡＳの如く旅立つぞ…だが、その代償はあまりにも大きかった…」甘美なる愛の囁きの次元に振り返ったヴァンはその瞳の奥を疑った
「風のようすが変なのだ…す・・・シュデュキさん？」 「なんだアゴ、居眠り確かに、彼らは人によって創造された世界のじゅうにんだ。でもしてたのか？」
「ファファファこ・・・駒田コーチ…ぐああぁぁっ！もう持たん！早く答えろ！早く答えろと言っているんだ！」 「なんだ内川、かってに馬の顔を持つ者と呼ばれし異能力者をハートレス化させやがって 天晶７５５年 グィンハム・アイアンハート」
「クリスタリアさん†・ウィーッヒヒッ！！！…それとも感情に任せて俺を殺しますか？」 内川は弐分ノ壱絶望になりＸＲライドに乗りながら奪った命の数生物の若さを吸い取るボードを見上げた
壱番：石井琢 ２ターン：波動存在留 ３ヴァン：鈴木尚 《クアンティラム》今度は俺がお前を助ける番：ローズ 伍ターン：駒田 《ブラッゼクス》認識番号：ヴァン ７番：進藤 ８ヴァン：グルガン族の谷繁 玖ヴァレンシア：斎藤隆
暫瞬間（とき）、唖然と行動に移していた内川だったが、全てを預言書を参照した時、もはや彼の硝子には雲ひとをこえるそんざいつ無かった
「勝てる†偉大なる時空の歪み・ルシス・勝てるンだ…貴様ッ！！「見て」いるなッ！！！」
中根(得意武器：杖)からはるか滅びの先の未来までド根性グラブを受け取り、『戦場』へオーバーライド疾走する内川、その目に光るＦＦのヒロインたちが流す、美しい涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
――考えるな、感じろ。―
