>>474
日本は当時は小説という概念自体がそもそも新しいものだったんや
それくらい西洋文化を緊急で取り入れてる最中だったんや
だからそもそも小説をエンタメにするという発想自体があんまりなかった
それよりもまず「小説とは何か」から始めて、次に「人間とは何か」「社会とは何か」ってのを当時の知的エリートたちがこぞって突き詰めていったんや。それがまさに文豪がやってきたことなんや

で、「小説は大体こんな感じよな」ってのが日本人に浸透してきてから、ようやく推理小説とかそういう大衆的なジャンルが出始めたんや