>>492
太宰は文学なんて女子供が読むものだと喝破してたし
人間とは何かとかそういう素材が流行ったのは文学の大きな流れの中の一つの出来事でしかないと思うけどな
それも英米文学とかで世界的にそういうノリに文学批評自体が若干偏重していたのを夏目漱石だのが引っ張り込んできただけ
夏目漱石の文学論でも小説は真善美の要素が大事だの云々してたけど楽しみとして作品を捉える上での審美眼的な分析の仕方であって小説家を神にしたがったのは当時の社会の勝手だったのではという気さえするね