・なぜこうなってしまったのか
なぜ誰もここまで悪化するまでにメンテナンスしようと思わなかったのだろうか。調べてみると中々興味深い歴史が明らかになった。

南北戦争の影響で、この線路が本格的に運営され始めたのは1870年後半になってから。当初の運営会社がこの路線を別の鉄道会社にリースすることになり、1959年の時点でメンテナンスを停止。この時点で、土壌が湿地帯であったことなどにより既に改修が必要な状態だった模様。

・そして始まる悪循環
その後も、この線路は割と短いスパンで何度も持ち主が変わる。また、路線の需要がそこまで高くないことも災いして、改修やメンテナンスは一切無し。そうこうしているうちにも線路の状態は悪化の一途を辿り、修理にかかるコストは増していく……!

しかし、その膨大なコストをカバーするだけの収益は得られず。それでも完全に閉鎖してしまうのは困るということで、現在も使い続けているのだそうだ。とはいえ、いつまでもこのままではマズいのは明らか。鉄道会社もそれは認識しているのだが、いまだにクレイジーな区画が残っている状態だ。
https://rocketnews24.com/2018/06/04/1071061/