ツイッター、アルゴリズム「操作」か マスク氏投稿を優先 米報道

 米ネットメディア「プラットフォーマー」は14日、米ツイッター社がイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の指示を受け、同氏のツイートが表示されやすくなるようアルゴリズム(計算手順)を変更していたと報じた。
報道が事実なら、2億人以上が利用する「公共の広場」を経営者自らがゆがめたことになる。

 報道によると、米プロフットボールNFLのスーパーボウルが開かれた12日、マスク氏が試合に関するツイートを投稿。バイデン米大統領が投稿した試合に関するツイートが約2900万回表示された一方、マスク氏のツイートは約900万回にとどまったという。

 このことを不満に思ったマスク氏は、自らのツイートが利用者の画面に表示されやすくなるよう従業員に指示。従業員は投稿の表示順を決めるアルゴリズムを調整し、マスク氏の投稿が通常の千倍表示されやすくなるようにした。
この影響で、マスク氏をフォローしていない多くの利用者の画面にも同氏の投稿が表示される状態になっていたという。

https://digital.asahi.com/articles/ASR2J5HCWR2JUHBI01B.html