サバ缶、終わる…
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“サバ缶ショック”が広がる中、産地の悩みも深刻です。全国有数の水揚げを誇る宮城・石巻市を取材すると、「まあ、確かにサバ(の数)は減っていますよね。その代わりにイワシが多いんじゃないですか」という声が聞かれました。
石巻魚市場によると、不漁だった昨シーズンのサバの漁獲量は約1万2000トンでしたが、今シーズンはさらに約9000トンに減少しました。その一方で、イワシが大量にとれているというのです。
石巻魚市場 佐々木茂樹・代表取締役社長
「大きさがかなり小さいものしかとれなくて、加工用に回せるような中型・大型のサバが極端に少なかったです」
「今季多いサイズ」と「本来のサイズ」を比べると、その差は歴然です。今シーズンは、小さいサバが多いというのです。 不漁の影響を大きく受けているのが、地元に数多くある水産加工会社です。
宮城・美里町にある「木の屋石巻水産」では、石巻のブランド「金華サバ」を使ったサバ缶を全国に出荷していますが、缶詰に適した大きさのサバが揃わず、製造日数が大幅に減少しているといいます。
木の屋石巻水産 木村優哉・代表取締役
「(サバの缶詰の製造は例年)シーズン2か月か、2か月半あるんですけど、(今シーズンの製造は)10日はできていないですね」
しかし工場を稼働させないといけないため、“イワシの大漁”がサバ缶のピンチを補うことになりました。
木の屋石巻水産 木村優哉・代表取締役
「サバができないなら、イワシの缶詰をどんどん作ろうと」
専門家は、不漁の原因の1つとして、「イワシの大群がサバを漁場から追い出している」と指摘しました。
水産研究・教育機構 水産資源研究所 由上龍嗣さん
「水族館の大水槽にマイワシとサバを一緒に入れると、サバは水槽の底に追いやられます。海の中でもおそらくそういうようなことが起きている」
今シーズンいっぱい、サバの不漁は続く見込みのため、“サバ缶不足”の広がりが心配されます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/970c883e8572a4d8d85643dfd90ff1b2eece5b6e ブランドの金華さばのサバ缶が値上げってだけやで
ほとんどのサバ缶はノルウェーの鯖や ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています