0001それでも動く名無し
2023/02/17(金) 02:31:00.57ID:0Qs4Frv70「無知の知」(または「不知の自覚」)とは自分に知識がないことを自覚するという概念です。「自分に知識がないことに気づいた者は、それに気づかない者よりも賢い」ということを意味しています。「無知の知」の想起は、あるできごとがきっかけとなりました。ある日、友人のカイレポンから「アテナイにはソクラテスより賢い者はいない」と神託があったことをソクラテスは聞きます。
自分が一番の知者であるはずがないと思っていたソクラテスは、神様が何を自分に伝えようとしているのか、その真意を確かめる行動に出ます。アテナイの知識人たちに問いかけを繰り返し、相手の知恵を確認するというものです。このとき彼が用いた方法を問答法と言います。そして「知恵があるとされる者が、必ずしも本物の知恵があるわけではない。知らないことを自覚している自分の方が彼らよりは知恵がある」と気づいたとされています。