https://news.yahoo.co.jp/articles/391a1fd2355fe61aa32679759d7ab5582239455e

3年前、福島県三春町で故意にひき逃げして2人を殺害した男の控訴審判決で、仙台高裁は一審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。


判決を受けたのは、住所不定・無職の盛藤吉高(もりとう・よしたか)被告(53)です。

盛藤被告は2020年5月、三春町の国道わきで清掃活動をしていた男女2人をトラックで故意にひき逃げし、殺害したとして一審の裁判員裁判で死刑判決を受けましたが、「刑が重すぎる」として控訴していました。

16日に仙台高裁で開かれた控訴審の判決公判で、深沢茂之裁判長は、「人が死ぬ可能性があると認識していたが他人を殺害することが目的ではなく、刑務所に入ることが目的だった。生命軽視は明らかだが生命軽視が顕著とまでは言えない」などとして一審の死刑判決を破棄し、無期懲役を言い渡しました。