侍ジャパンは19日、宮崎強化合宿の第1クール3日間を終えた。

 3月のWBCへ向けて、各選手は必死に調整。早い選手は午前7時台に球場入りして体を動かし、全選手が球場を後にするのは午後4時を超える。各球団の一流選手が集まる中、各選手は精力的に練習に取り組んでいる。

【写真】かつての同僚との2ショットも

 マスコミもシーズン中では見られないほどの規模で各社が取材にあたっている。評論家として多くの球界OBも連日球場に足を運んで、練習に視線を送る。そんな中で、ひときわ存在感を示しているのは、昨季限りで現役生活を引退した元日本ハム・杉谷拳士氏(32)だ。

 侍ジャパンでも栗山監督は恩師で、ダルビッシュとはともにプレーした経験も持つ。村上、山川、牧、山田らとはテレビ番組での共演もあり、広い人脈を生かして連日取材に奮闘している。この日、佐々木朗がブルペンで投球練習をした際には、栗山監督とダルビッシュの間に挟まれる“特等席”にも座った。

 だが、宮崎入り前日までは、米国で取材していたとあって、慣れない仕事にお疲れの様子。この日は練習の合間で誰もいなくなった室内練習場の観客席に腰掛けると、目を閉じてぐっすりと眠っていた。だが、練習のため室内練習場に入った村上が、杉谷の様子を見つけると「おはようございます! それはやばいっす!」と言って杉谷は起床。いつもは明るい杉谷も恥ずかしそうに目を覚ましていた。

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