0001それでも動く名無し
2023/02/21(火) 13:49:18.12ID:4KIZBsYx0当時の心理状況が、あのプレーに表れてしまったのではないか――。そんな見立てを、倉本は否定しなかった。
「そうですね……。もちろん、試合に対しては100%の準備をしていましたし、良いプレーをしたいと思ってグラウンドに立っていました。ただ、あの当時を振り返ってみると、やっぱりもやもやしていたところはあった。それがきっと、ああいうプレーにつながってしまったんです」
この一件は倉本をより厳しい状況に追い込んだ。2日後に登録抹消。それだけでなく、ネット上でのバッシングの格好の材料とされた。前年から倉本の守備を揶揄するコメントがSNSなどでしばしば見られるようになっていたが、投稿者たちは「それ見たことか」と言わんばかりに悪辣な言葉を嘲りとともに投げつけるようになった。
その後も降りかかり続けた悪意の矢。倉本の心は無事だったのだろうか。
「どうなんですかね。ぼくは、めっちゃ人を見るんですよ。仲が良い人には心を開くけど、そういう(投稿をする)人たちには心を開かない。だから、大丈夫だと思います。ぼく(の領域)に入ってこないので。勝手に言ってたらいいじゃんと思うし、言うんだったら直接言いに来てほしいなとは思います」
シャットダウンすることで自らの核を守った。だが、だからといって無傷だったわけではない。倉本はこうも言った。
「そういうものが目や耳に入ってくることはありました。また言われてる、さすがに言われすぎなんじゃないかって感じることもありましたよ。やっぱり人間なので、心が痛まなかったわけじゃない。でも、プロ野球選手である以上は、それもしっかり受け止めなきゃいけないと思っていました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f203bc7014b487d1a76ecf7a0ebec7950333fab?page=3