大手電機メーカーなどの研究チームが、ナノイーと呼ばれるイオンが新型コロナウイルスを破壊し、感染を抑制することが示唆されたと発表しました。

 これは、パナソニックと大阪公立大学大学院が共同で進めていた研究です。

 ナノイーと呼ばれるイオンが、新型コロナウイルスを抑制することは、すでに分かっていましたが、そのメカニズムは解明されておらず、今回の研究により、ナノイーが、新型コロナウイルスが持つたんぱく質などを破壊し、細胞への結合力を弱めることによって、感染が抑えられていることが、世界で初めて明らかになりました。

 ナノイーは、有害物質の働きを弱めるイオンで、エアコンや空気清浄機などの家電製品に使われています。

 今回の実験は、生活空間での使用条件とは異なるということですが、パナソニックは「ナノイー技術の可能性を追求し、安全な空間の提供を目指したい」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa88cfe69b5ed7fb90656838a9b8ef07fe359e9