セカンドキャリアについても記載されている。

 これがミソなのだ。ホークスはこの部分が非常に手厚い。

 毎年この時期になると行われる戦力外通告は、どの球団でも、大抵ものの数分で終わってしまう。だが、ホークスの場合はその後別室に移動して、別の球団担当者からセカンドキャリアについて話を聞く時間が設けられている。

「実績を残されたベテランの方や現役続行希望が強い方などを除きますが、原則的に全員に球団も含めたソフトバンクグループへの『セカンドキャリア』の案内をするようにしています」(球団フロント)

 もちろん当日は「頭が真っ白」という選手も少なくない。その場合、希望者には後日改めて1時間ほどの面談の機会も設けているのだという。