侍ジャパンがバンテリンドームナゴヤで練習を行う3月2日に、中日の選手も一緒に参加する形で実戦形式の練習を計画を進めている。ダルビッシュ有投手(36)=パドレス=がマウンドに立って、中日の打者を相手に投げることも検討しているもよう。また、鈴木誠也外野手(28)=カブス、ラーズ・ヌートバー外野手(25)=カージナルス=は3月2日の合流予定であることが判明。2人とも、その日に実戦の打席に立つ可能性も大いにありそうだ。
 25、26日に宮崎で最初の強化試合(ソフトバンク戦)を行う侍ジャパンは、28日に名古屋へ移動し、3月1日と2日にバンテリンで練習をした後、3日と4日に中日戦を行う。実戦形式を予定している2日は、6イニング程度、侍ジャパンが中日を相手にしていく形で、攻撃と守備をこなしていくとみられる。
 練習とはいえ、違うユニホームを相手に投げたり打ったり守ったりすれば、シート打撃などより、さらに実戦に近くなる。6日まで強化試合に出場できないMLB所属選手には、貴重な場にもなる。
 WBC1次ラウンドでは2戦目、10日の韓国戦の先発が有力視されるダルビッシュも、さすがに6、7日の試合に投げるわけにはいかないが、2日に投げることができれば、悪くない「登板間隔」になる。21日に実戦形式のライブBPに初登板、26日にも2度目のライブBP登板を予定しているが、2日に中日打者を相手に投げることで、実戦感覚を養いながら、本番を迎えることができそうだ。
https://www.chunichi.co.jp/article/642307