現地時間2月24日、ラジオ局『SiriusXM』の公式専門チャンネル『MLB Network』に出演したオークランド・アスレティックスのマーク・コッツェイ監督は、今オフに阪神からポスティングシステムを利用して入団した藤浪晋太郎について言及。「マウント・フジ(藤浪の愛称)は、素晴らしいものを持っている」と期待を口にした。

 米アリゾナ州メサのキャンプ施設で順調に調整を進めている藤浪は、現地2月28日、ロサンゼルス・エンジェルス戦で対外試合初登板に臨む。すでに22日には、大谷翔平の先発がエンジェルスを率いるフィル・ネビン監督から発表されており、オープン戦といえども、かつて日本球界を沸かせた「大谷vs藤浪」の同世代対決が実現した形だ。

 注目が集まる現状をふまえてコッツェイ監督は、スプリットや100マイル超えの速球を投げる藤浪に対し、「一流のスターターを象徴するような武器を持つ」と高評価。大谷との対戦に向けては、「来週の火曜日も緊張するだろう」と強調。そのうえで「彼らは日本で若い頃、アマチュアの時代から非常に注目されている選手だったんだ」と両雄の歴史に関心を寄せた。

 また、念願のメジャーリーグ入りを叶えた藤浪について、「デビューの瞬間を長い間待っていたと思うし、緊張と興奮があるだろう」と続けたコッツェイ監督は「早い段階でデビューできるというのは、ありがたいことだ」とコメント。高いポテンシャルを持つ28歳のルーキーに対し、指揮官は期待を寄せた。

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