ロシア、モルドバでウクライナが「挑発」と主張…「駐留兵士に危害なら対応」
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ロシア外務省は２４日、モルドバ東部の「沿ドニエストル共和国」に駐留する露軍兵士に危害が及べば、「ロシアへの攻撃」とみなして対応すると声明を出した。露国防相も今月２３日、ウクライナ軍がモルドバ東部で「挑発行為の準備を進めている」と発表するなど、ロシアは最近、モルドバへの揺さぶりを強めている。

　モルドバ、ウクライナ両政府は、露軍の発表について、全面的に否定している。

プーチン露大統領は２１日、「沿ドニエストル共和国」を巡る問題解決で、モルドバの主権と領土保全を尊重することを明記した２０１２年の外交政策に関する大統領令を破棄した。

　ロシアは昨年２月のウクライナ侵略前、東部ドンバス地方（ドネツク、ルハンスク両州）のロシア系住民にウクライナ軍が攻撃したと見せかける挑発行為を繰り返し、侵略開始の口実にした。モルドバに対しても、同様の挑発を繰り返していると懸念する声もある。