不合格者に合格と誤通知 海自航空学生、入力ミス

海上自衛隊は28日、パイロットを養成する海自航空学生の採用試験で不合格だった受験者の10代男性2人に、誤って合格と通知していたと明らかにした。合格者名簿を作成した職員が入力ミスし、ほかの職員らも事後の確認作業を怠ったのが原因で、合格発表から約3週間後に誤りが判明。海自は2人に謝罪した。「多大なご迷惑をかけ、深く反省している。管理態勢を見直し、徹底した再発防止に努める」としている。

海自によると、採用試験の合格者は1月17日に発表した。合格者を受け入れる部隊が関係書類を確認していた2月9日に誤りが見つかり同日、2人に合格を取り消すと連絡した。

入力ミスした職員は、受験者が例年より多く、時間も限られていたため「焦った」と説明。事後の確認を担当する他の職員らも、作業を急ぎチェックしなかったという。

https://www.sankei.com/article/20230228-TVQQSJFJJRMGZHKX37MIKEMRZI/?outputType=amp