仙石 慎太郎東京工業大学 教授
2021年10月28日

ミッドウェイ海戦しかり福島第一原発しかりアベノマスクしかり、戦時の取り組みや判断の巧拙を戦後の平時の感覚で評価することはできません。今後の改善の糧にすれど批判するのは的外れというもの。

アベノマスクに関しては、供給が遅くても余っても政権批判に明け暮れるマスコミ仕草に呆れます。こんにち不織布マスクや消毒用アルコールが難なく手に入るのも、政府がサプライチェーン強靭化に努めた結果ですし、布マスクの供給はその繋ぎであり購入困難な高齢者などに適した策でした。需要予測やスピード感は課題でしたが、ワクチンとミクロな感染対策が鍵であり、政策努力としては極めて正当だったと思います。