高校時代からしのぎを削ってきたエンゼルス・大谷翔平投手(28)とアスレチックス・藤浪晋太郎投手(28)が28日(日本時間3月1日)、アスレチックスの本拠地・メサでともに先発して投げ合った。

 両者が日本ハム、阪神に所属していた14年のオープン戦、オールスターで投げ合って以来9年ぶりの直接対決。大谷は打席には入らず、投手調整に専念した。1回表は“メジャー初登板”の藤浪が2三振を奪うなど力強い投球を見せると、1回裏の大谷はたった7球で三者凡退。ともに危なげない投球を見せた。

 2回は藤浪がいきなり制球を乱して先頭から三者連続四球。それでも後続を見三振、遊併打に打ち取って無失点で切り抜けた。大谷も先頭打者に四球を与えたが空振り三振、遊併打で無失点。藤浪はこの回で降板し、大谷も3回に空振り三振、四球と2人と対戦してマウンドを降りた。

 藤浪は2回39球を投げて1安打無失点、3四球、3奪三振。大谷は2回3分の1で34球を投げて、無安打無失点、2四球、2奪三振だった。打者として投手・藤浪との対戦がなかった大谷は「(投手対打者で)直接は今日はやっていないので、どんな球だったのかは正直分からないですし、イニング間もあまり(相手投手を)見ないタイプなので、今日も(ベンチ)裏に行っていた。実際に試合でやる時は多分僕自身も(打席に)立つと思うので、そのときは楽しみにしたいなと思います」と振り返った。

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