日本ハムの江越大賀外野手(29)が、右手首に死球を受けてから一夜明けた2日、紅白戦に出場。満塁本塁打を放った。

 北海道北広島市の新球場エスコンフィールドでの初の実戦となる紅白戦。江越は主力の白組9番・右翼でスタメン出場した。三回1死満塁で2度目の打席を迎えると、左腕・河野から右越えにライナーで運ぶグランドスラムとした。

 試合前の打撃練習では補強用のサポーターを右手首に装着。インパクトの瞬間、右手を離すしぐさを見せていた。だが、試合では両手でバットを握ったままコンパクトに振り抜いた。

 江越は1日のシート打撃で、ポンセの投球を右手首に受けて練習を切り上げた。新庄監督は練習後の会見で「病院に行ってもらいたいけど、『ヒビでも見つかったら2軍に落とされるから行きたくない』と。気持ちは伝わるけど、あした行ってもらいたい」と話していた。