ハラスメントの撲滅に向けた活動などをしてきた弁護士が、依頼者に性的な関係を迫るセクハラ行為をしていたことを自ら公表し、謝罪しました。福島第一原発事故を巡る避難者訴訟で事務局長などを務める馬奈木厳太郎弁護士は1日にインターネット上で文書を公表し「ある方に対してセクシャルハラスメントを行ってしまいました」と明かしました。  公表された文書によりますと、馬奈木弁護士は既婚者でありながら裁判の依頼者だった相手に好意を抱いて性的な関係を誘うメッセージを送るなどしていました。  相手からは拒むメッセージなどがあったにもかかわらず「性的関係を迫る言動を続け、依頼を受けていた裁判の対応にまで言及して、追い込み苦しめてしまいました」としています。  馬奈木弁護士は「卑劣な、人として許されない行為です」とした上で謝罪しました。  馬奈木弁護士はこれまで演劇界のセクハラ撲滅に向けた講習などの活動もしていました。(ANNニュース)