0001それでも動く名無し
2023/03/03(金) 13:55:01.71ID:n9Bffkifr0303https://news.yahoo.co.jp/articles/a567e6057e907bdfb9d260140ae2b081c181c99d
陸海空3自衛隊と陸自高等工科学校に今春入る中高生と保護者ら60人が2月下旬、鹿児島県奄美市に集まった。自衛隊鹿児島地方協力本部の奄美大島駐在員事務所(同市)が開いた説明会。生徒らは配属までの流れや福利厚生の制度などに耳を傾けた。
同事務所は隊員募集や広報活動で「国防、災害派遣、国際平和協力が任務。自衛隊は戦う組織ではなく、守る組織」と説明してきた。管轄する奄美地区(奄美大島、喜界島)の入隊予定者は30人前後で、女性が3分の1を占める。
空自を選んだ奄美高校3年の森元美憂さんは「日本を守り、他国を支援する任務にやりがいを感じる。貢献したい」と語った。
奄美地区五つの高校の3年生は2009年度に772人いた。21年度は478人と約10年間で4割減った。逆に自衛隊の入隊者数は4倍超の約30人に増え、特に陸自の希望者が多い。
同事務所の渡邊繁樹所長は、19年3月に新設された陸自奄美駐屯地(奄美市)と瀬戸内分屯地(瀬戸内町)を挙げ、「住民に身近になった」と強調する。中高生向けの講話や職場体験も入隊につながっているとみる。
奄美駐屯地と瀬戸内分屯地の隊員数は計約600人。ある商工業者は「大きな雇用を生む有力な就職先。とてもありがたい」と実感を込める。「つぶれない大企業」と呼ぶ関係者も少なくない。
隊員600人の2割近くは奄美群島出身者だ。陸自の場合、奄美にある普通科や通信科といった職種の隊員は、希望を出せば地元で勤務できる可能性が大きいという。そのため島外の部隊にはUターン希望者が多いとされる。
同事務所の榮真路広報官は奄美市出身の航空自衛官。同市笠利に空自の奄美大島分屯基地があったことが入隊理由の一つだった。整備工事が本格化した西之表市馬毛島の自衛隊基地に関し、「完成すれば種子島での応募者もきっと増える」と話す。