「コオロギ商品」通販の敷島製パンが情報発信 「他商品にコオロギパウダーが混入する可能性はなく…」

Pascoで知られる敷島製パン(愛知県名古屋市)が、コオロギパウダー入り商品を巡って、公式サイトで情報を発信している。
 「本シリーズは敷島製パン(Pasco)の未来食Labo(『Korogi Cafe』シリーズ用の施設)にて一つひとつ丁寧に手作りしています」「本シリーズ以外の商品を製造している工場とは、工場建屋・製造ライン・製造スタッフが異なります。そのため、『超熟』シリーズはじめ、他商品にコオロギパウダーが混入する可能性はなく、本シリーズ以外にコオロギパウダーを使用する予定はございません」

 同社は20年12月から、高崎経済大発のベンチャー企業「FUTURENAUT」と共同で食用コオロギパウダーを使用した製品を研究、開発。オンラインショップ限定で「コオロギカフェ」シリーズとして「コオロギのフィナンシェ」「コオロギのバゲット」を販売してきた。

 食料不足対策として食用コオロギは世界的に注目を集めている。国内でも粉末化して食品への利用が進められている一方で、コオロギなどの昆虫食に嫌悪感を抱く人は多い。そんな中、同社の公式ツイッターに事実ではない情報やネガティブな意見が多数、書き込まれる事態に陥っていた。

 同社広報室に情報発信に至った経緯や掲載時期を問い合わせたが、「現時点においての回答は差し控えさせていただきます」との回答があった。

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/03/03/kiji/20230303s00042000307000c.html