「スポーツは現場が楽しいですね」

 WBC日本代表のキャンプでそう語っていたのは、ABCテレビのヒロド歩美アナウンサー(31)だ。新型コロナの影響もあり、6年ぶりの開催の今大会。テレビ各局も女子アナを派遣しているが、選手の注目を集めているのが、今春で退社するヒロドアナだった。

【画像】“うんち棒”を持って微笑むヒロド歩美アナ

「『熱闘甲子園』のキャスターを長年務め、兵庫県出身で阪神タイガースのファン。全国ネットの『芸能人格付けチェック』(テレ朝系)でも活躍し、仲の良い野球選手も多い。一時、元阪神で現アスレチックスの藤浪晋太郎との関係が噂されたこともある」(テレビ関係者)

 キャンプ初日は『サンデーLIVE!!』で共演する東山紀之と、ブルペンを取材。25日のソフトバンクとの壮行試合は、日帰りで現地を訪れたほどだ。彼女が退社後にどうするのかは選手も気になるようで、

「彼女の来訪に気付くと選手が『芸能人になるんですかね?』『藤浪を追って渡米するのかな』などと囁き合っていた。彼女の地元・オリックスの山本由伸は彼女に『どこに行くんですか?』と、オフレコで確認していました」(代表関係者)
安藤萌々、松﨑涼佳、近藤夏子…各局女子アナの評価は?

 松坂大輔氏と現地を熱心に回っていたのは、テレビ朝日『報道ステーション』のスポーツコーナー担当の安藤萌々(もも)アナ(25)。ミックスゾーンでは、インタビューを任された選手以外にも、キーマンの選手が通ると新聞記者と一緒に話を聞き、つぶさにメモを取っていた。

「ダルビッシュ有、佐々木朗希などが移動すると『私、ブルペン見ておきます』と自発的に動く。個別練習もよく見て質問内容を考えるなど事前の準備もしている。選手からも『愛嬌があるだけでなく、ちゃんと仕事するアナだね』と評価が高い」(前出・テレビ関係者)

 ルーキーながらフジテレビ『S-PARK』のフィールドキャスターを担当する松﨑涼佳アナ(23)は、

「競技経験がある陸上とは勝手が違うようで、テレビ業界一と言われるほど選手に食い込んでいる、女性ディレクターが付きっきりで指導していた」(運動部記者)

 もう一人、やや余裕の無さが見受けられたのが、TBS『S☆1』の近藤夏子アナ(26)。慶應大時代は芸能事務所に所属し、タレント活動もしていたのだが……。

「インタビュー中、バインダーに挟んだ資料が手放せない。他の選手やコーチのコメントを聞きに行くことも少なく、目当ての選手にも『意気込みをお願いします』と平凡な質問をすることも。スタッフに『もっとちゃんと話を聞いて欲しい』と叱責される場面もありました」(在京テレビ局関係者)

 WBCでは選手はもちろん、取材側の力も試される。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e072612156983b49150078a5f2c09b1db95f1d3a