「ゲームに課金しているようじゃこの先心配」2012年の街頭インタビューが話題になった中学生が現在は東大生 ドヤ顔インタビューの真相を語る
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7de8a5107936b539c426dafe0c9d6dd1c025aff

 「ゲームっていうのは暇つぶしのためにあるのであって、その暇つぶしにお金をかけているようじゃこの先心配」と、中学生がドヤ顔で語る街頭インタビューの画像を、ネットで見かけたことはありませんか? その本人がYouTubeに登場し、2012年当時に何が起きていたのか、真相を語りました。

あのインタビューがきっかけで学校でのあだ名が「ドヤ中」になったという、元中学生が出演したのはYouTubeの「バキ童チャンネル」。主催者のぐんぴぃさんもまた、AbemaTVの街頭インタビューでの「バキバキ童貞です」発言がもとでネットに顔が知れ渡り、不当にフリー素材のような扱いを受けてしまっている人物です。今回はドヤ中さんから「僕もフリー素材ですけれども」と連絡があって、コラボ動画が成立したとのこと。

 「ドヤ中ニキ(ぐんぴぃさん命名)」さんを有名にした街頭インタビューは、関西のローカルニュース番組が大阪駅周辺で行っていたもの。前述の発言は、「携帯ゲーム(当時はガラケーのゲームが主流)の重課金者を批判している」と解釈され、スクリーンショットやアスキーアートといった形でネットに拡散されてきました。

 しかし、動画で明かされた真相は、放送とは全く異なるものでした。ドヤ中ニキさんは課金の是非について聞かれ、くだんの発言の前にまず「実は僕もゲームで1万円くらい使ってるんですけどね」と答えていたというのです。あれ、むしろ課金する側の人?

 要約すると「ゲームという暇つぶしに1万円も課金してしまっている自分は、この先が心配ですね」という自虐が、あの発言の真意。それが放送では前段の部分がカットされたうえに、精一杯に作った笑顔がドヤ顔っぽく映り、あたかもゲーマーをあおっているかのような場面ができあがってしまったわけです。

 動画ではほかにも、「中学の諸父兄から『テレビ見たよ』と声をかけられた」「ゲーマーの父兄がアンチ化した」「父親が会社の取引先から『お宅の息子さんアスキーアートになったんですってね。すごい!』とほめられた」など、当時のエピソードが続々。なお、ドヤ中ニキさんは現在東京大学に通って勉学やオペラのサークル活動に勤しみつつ、スマホゲーム「ウマ娘」もたしなんでいるそうです。なんというか、いろいろと“持ってる”人なんだなあ……。