岸田文雄首相は、10日に東京ドームで行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本対韓国戦の始球式を務める方向で調整に入った。試合も観戦する予定。複数の政府関係者が2日、明らかにした。日韓間では元徴用工訴訟問題の解決に向けた協議が続いている。周辺はスポーツ振興に取り組む姿勢のアピールが目的で、外交とは無関係としている。

 関係者によると、日本の初戦となる9日の中国戦は、サッカー日本代表の森保一監督が始球式を行う方向で検討されている。首相の参加日は国会などの日程を考慮した。  首相は元高校球児で、地元のプロ野球広島カープの大ファン。