0001それでも動く名無し
2023/03/04(土) 19:29:18.68ID:6v852NJB0https://withnews.jp/article/f0221210001qq000000000000000W09f10101qq000025304A
差出人は「東京都世田谷区・・福田貴代子」。
福田さんは、東日本大震災が起きてからずっと、夜中に1人、鶴を折り続けていました。
240人の震災被災者を受け入れていたホテルの殺風景な部屋に置いて、少しでも彩りになればと思ったからです。
一般的な千羽鶴と違い、羽を広げると扇のよう。表裏が金色と赤色で、立てて飾るととても優雅でした。
落合さんは、福田さんに感謝しつつ「もらうだけでなく、被災者自身が折れないか」と考えました。
普通の鶴と違い、折り方が複雑で、慣れないと一つ折るのに20分以上かかります。指紋がすりきれるくらい練習して、やっと落合さんの厳しい目で見ても、見事な出来栄えになりました。
福田さんは縁のある都内の有名ホテルや大阪や福岡など、つながりがあるホテルや、テレビで見ただけのホテルにも次々と、「希望の鶴」を売り込みました。
パーティー用などに100羽、200羽と注文が舞い込むようになりました。日本航空はカウンターや機内に置きました。「海外旅行の土産にしたい」という友人もいました。
1羽折ると、材料費や郵送費を除いて100円の収入になります。
多い時は月に3500羽ほどの折り鶴が、石巻から飛び立って行きました。10年間で、10万羽以上が飛び立ったそうです。
https://i.imgur.com/V3iJdRa.jpg