H3ロケット初号機の打ち上げ、7日に延期 天候条件合わず

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、鹿児島県の種子島宇宙センターで6日午前に予定していた新型ロケット「H3」初号機の打ち上げについて、1日延期して7日午前10時37分に設定すると発表した。

 JAXAによると、発射場の上空で「氷結層」とよばれる氷の粒を含む雲が発生することが予想されるため。ロケットが通過すると雷を誘発するおそれがあり、正常な飛行ができない可能性があるという。

 H3は2月17日の打ち上げ直前、主エンジン「LE9」に電源を供給する系統で電圧がゼロになる異常を検知し、打ち上げを中止した。原因究明にめどがついたとして、打ち上げ日を3月6日に設定していた。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASR3451VMR34ULBH001.html