0001それでも動く名無し
2023/03/07(火) 13:32:00.74ID:xC2NUgHL0デバイスに対しハードウェア的なセキュリティ機能を提供するTPM 2.0モジュールライブラリに脆弱性2種類(共通脆弱性識別子:CVE-2023-1018、CVE-2023-1017)が見つかった。この脆弱性を悪用すると、サービス拒否またはTPMコンテキストで任意のコードを実行したり、TPMに保存されている機密データにアクセスしたりできるようになる。影響は数十億台規模にのぼる可能性があるという。
この脆弱性は、セキュリティ企業Quarkslabの研究者によって、TPM 2.0の参照ライブラリの仕様の中で発見された。具体的には、TPMコマンドの一部であるパラメータの一部を処理する方法「CryptParameterDecryption()」にルーチンの範囲外(アウトオブバウンド)読み込みに関するもので、現在のセッションの一部にはない2バイトの読み取りアクセスが可能だったという。
攻撃者は、巧妙に細工されたコマンドをTPMに送信することでバグをトリガーでき、意図した操作の一部ではないデータにアクセスできてしまう。OSはTPMファームウェアのセキュリティ機能に依存しているため、従来のホストベースのセキュリティ機能では検出または困難になる場合があるとしている。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1483855.html