0001それでも動く名無し
2023/03/09(木) 10:15:40.39ID:hoAjXhnGrhttps://news.yahoo.co.jp/articles/888449a9b6def5668438f66fcd57c2e55e0388df
回転寿司での"テロ行為"がインターネットを騒がしていたが、ついに逮捕者が出てしまった。ノンフィクション作家の日野百草氏はこれまで、ペロペロ少年が未成年であるゆえのマスコミの異様な少年擁護に対する現場の怒りをレポートをしてきた。本当の被害者である「回転寿司店」のはずなのに……。そんな中で、悪ふざけをしていた者の逮捕を現役の回転寿司店員らはどう思うのか。日野氏が改めて、取材したーー。
なぜ「尾張藩」はペロペロしてしまうのか
ついに「回転寿司ペロペロ」で逮捕者が出てしまった。
2月3日、愛知県名古屋市の「くら寿司」で、しょうゆ差しの注ぎ口をなめまわす動画を撮影、インターネットに投稿した住所不定、無職の21歳の男とその仲間2名の計3名が3月8日、愛知県警に逮捕された。
間違わないでほしいのは、先に騒動となった岐阜市の「スシロー」における「回転寿司ペロペロ少年」とは別の人物である。今回逮捕された容疑者は成人しているため少年でないので、「回転寿司ペロペロ男」と「その一味」いうことになる。
それにしても、なぜ名古屋市と岐阜市、古い括りでなぞらえるなら「尾張藩」はペロペロしてしまうのか。両市周辺とも織田信長や尾張徳川が治め、NHKの大河ドラマ『どうする家康』で盛り上がる地域でもあるが、まったくの偶然か、連続して回転寿司のペロペロ騒動が起こり、ついに逮捕者が出てしまった。
一連の回転寿司で騒動を起こした若者たちも震えているだろうか
まったくその通りの話であり、店舗や店員は何も悪くない。多くの客も悪くない。企業の経営と従業員の現場、そして生活を脅かし、回転寿司を利用する一般客の食の安全をも脅かした。やむを得ずの監視カメラの導入は、それまでの牧歌的な、性善説で成り立っていたはずの日本の外食文化の一端を崩壊させた。たった数人の、それもごく限られた地域で連続した10代20代の「ペロペロ」によって「お客さまとの信頼関係に基づく仕組み」が消えようとしている。
「店は遊び場じゃない。働く場であり、生活の場なのです」
以前、こう語ってくれた冒頭の社員の言葉がいまも胸にひびく。
若いから、将来があるからと見逃されてきた時代もあっただろうが、もうそんな時代ではない。警察もネット社会に応じて変わりつつある。この逮捕で民事もさらに店側に有利となるだろう。
他のまだ逮捕されていない、一連の回転寿司で騒動を起こした若者たちも震えているだろうか。ウケ狙いと承認欲求によってこの国の社会と労働を脅かして逮捕、これから民事裁判と巨額の賠償金も待っている。その代償、あまりに重い。
日野百草