ロシアが極超音速ミサイル使用、ウクライナ各地に大規模攻撃
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ウクライナ各地で大規模なミサイル攻撃が続いており、9日には少なくとも9人が亡くなった。ロシアは、極超音速ミサイルを含む強力な兵器を使用しているという。

ロシアは侵攻開始直後の数カ月以降、防空システムを回避できる極超音速ミサイル「キンジャール」を使っていなかったと報じられていた。

ウクライナは現在、ここ数週間で最も激しい攻撃を受けている。この日には、欧州最大のザポリッジャ原子力発電所で電力供給が失われたが、その後、復旧している。

ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は9日、「極超音速ミサイルシステム『キンジャール』を含む対陸海空・高精度長距離兵器が、ウクライナの軍事インフラの重要な部分を直撃した」と説明した。

これほどの規模のミサイル攻撃は、全国で計11人が死亡した1月26日以来。

ウクライナ軍は、34発の巡航ミサイルと4機のイラン製ドローンを撃墜したと発表。一方で、キンジャール6発や、古いタイプの空対艦ミサイル「Kh-22」、地対空ミサイル「S-300」などを破壊できなかったと述べた。

ロイター通信はウクライナ空軍の報道官の話として、「様々なタイプのミサイルが使われた大規模攻撃は初めてだ。今までになかったことだ」と伝えた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はかねて、弾道極超音速ミサイルへの投資を強調してきた。このミサイルは、音速の5倍以上の速さで飛行する。