右手小指の骨折が判明した「侍ジャパン」の源田(西武)が「またこれから頑張ります」と前を向いた。

 オーストラリア戦前の練習ではキャッチボールを2日ぶりに再開。遊撃の位置でノックを受け、軽めながら一塁への送球も行った。同戦もベンチ入りしてチームの戦いを見守った。

 白井ヘッドコーチは「守備も思った以上にプレーできているし、彼は本当にプレーしたいという気持ちがわれわれにも伝わってくる。彼の守備力は侍には欠かせない。きょうぐらいできたら、早い時期に試合復帰できるのではないか。あとは様子を見ながら。前進できてよかったと思う」と話した。入れ替えなどについては「彼は試合に復帰して戦力として、チームも考えているし、彼もそのように取り組んで考えている。それ(入れ替え)は全く考えていない」とした。

 内野の要となっていた正遊撃手は10日の1次リーグ韓国戦の3回、二塁けん制にヘッドスライディングで帰塁した際に右手を負傷。1度治療してプレー復帰も4回の守備から中野と交代し、東京都内の病院で診察を受けていた。