東北高校時代のダル
・チームメイトの大沼尚平はダルのことを「彼」と呼ぶ。

・高井雄平ら三年生が抜けたあと大沼尚平はダルと距離を置くようになる。

・大沼らチームメイトが午前中の練習を終え、食堂に行くと寝起き姿のダルが座っていた。

・大沼尚平「彼とはほとんど一緒に練習したことがなかった」

・1年生は寮内で長ズボンと靴下の着用が義務づけられているが、ダルは入学当初から短パンに素足だった。

・そんなダルに対して若生監督は一切怒らず、練習メニューも本人にすべて任せていた。

・みんなが「高校野球」をやるのに対し、ダルは「プロ野球」をやっていた。
真壁「普通の高校生は全力で投げたり、でもダルは違った。6割くらいの力でやって試合の中で色々試していた」
・新チームになりキャプテンにダルが就任するが、実質的にチームを引っ張っていたのは副キャプテンの大沼尚平だった。

・23連勝で神宮大会に乗り込んだ東北は初戦で福井優也率いる済美にコールド負け
 試合後ダルは審判への不満を述べ大会本部から厳重注意を受ける。

・神宮大会の数日後、若生監督に大沼が呼び出され
「ダルビッシュが野球を辞めたいと言っている。どうなってるんだ。」と怒られる。
辞めたい理由は二つ ・みんながついてきてくれない ・チームメイトが陰口を言う
食堂でチームメイトを集め、ミーティング。
チームメイトがダルへの不満をそれぞれぶつけダル号泣。ダルも何か言うが小声で聞こえず
同級生の一人が通訳となりダルの言ったことを大声で言ってみんなに伝える。