https://news.yahoo.co.jp/articles/73b6edb99676e65411279d73a4628b1475c77031
移籍の一因は勝利への渇望だった。近藤がその思いを明かしたのが
1月3日放送の『F-PARK SPECIAL 近藤健介と上沢直之~苦悩と葛藤の日々、そして旅立ちの1年~』(UHB)。
ナレーションは元同僚の斎藤佑樹だ。  番組は新庄剛志政権下の22年2月のキャンプ以降
チームの中心選手の近藤と、同学年の投手・上沢に密着。
シーズンオフまで“門外不出”の条件で、何度もインタビューを重ねた。
そこで俎上に載ったのが、監督就任時に「優勝なんか一切目指しません!」と宣言した、新庄采配への率直な思いだった。  

近藤はチームについて「典型的に弱いチーム。連勝して連敗する」とバッサリ。
モチベーションとしては「勝った方が楽しい」としながらも、「勝とうと思ってないんで何とも思わないですけどね」と語る。  
新庄監督については、勝ちを狙っておらず、ある意味「言ってることを統一」していると痛烈な皮肉。
「監督に従うのが僕らの仕事」「コマにしかすぎないと思う」と、諦めムードだった。
そして移籍した理由についてはこう述べたのである。
「勝つことによって、自分のレベルもやっぱりどんどん上がってくる」  

WBCでは緊張感のある勝負の連続に、終始楽しそうに見えたという近藤。
新庄監督は「優勝しか目指さない」と言い始めたが、もはや後の祭りである。