リニア計画の絶望的すぎる「赤信号」…静岡県の信じ難い「強引な手法」
3/26(日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/32af57fc85670013f1ddfebb6aa12453457d32b4?page=2


押し付けられた無理難題

南アルプス地域はさまざまな峰が連なり、水源涵養を行っている(鵜飼一博氏提供)
もともとは、大井川広域水道を利用する7市の「62万人の命の水を全量戻せ」と川勝知事は主張していた。
大井川利水関係協議会に参加する流域10市町の総人口は約72万人に上る。つまり、地下水や沢の水を利用する吉田町、川根本町などは川勝知事の「62万人の命の水」とは無関係だった。

当初、県は大井川広域水道を踏まえ、河川流量への影響のみを問題にしていた。
いつの間にか、地下水にも影響を与えると強引な主張を始め、リニア会議の議題にするよう求めた。


地下水について言えば、富士山の湧水とは違い、南アルプスの峰々が幾重にも連なり、そのさまざまな地層は分断されており
源流域から下流域まで水脈がつながっているとは到底、考えられなかった。ただ、地下深くの水脈まで科学的に調べることなど現在の科学技術では不可能である。