0001それでも動く名無し
2023/03/27(月) 07:25:17.53ID:DLLl1oTLM「視力がどんどん落ちている。タブレット端末やスマートフォンを見る時間が長くて心配です」
さいたま市の中山早紀子(39)=仮名=が不安を口にする。小学2年の長女が「黒板が見にくい」と訴え、眼鏡を使い始めた。視力は0.2だ。
幼稚園からタブレットを買い与え、昨年からスマホを持たせてきた。
懸念に輪を掛けるのが、1人1台の学習用端末を配布する国の「GIGAスクール構想」。長女は毎日端末を持ち帰り、アプリのドリルなどの宿題に取り組んでいる。
「首を突き出し、目を画面に寄せて固まっている。注意しても、悪い姿勢にすぐ戻ってしまう」
◆将来は網膜?離のリスク
子どもの視力が悪化している。2021年度の文部科学省の統計では、1.0未満の中学生の割合は約61%で、11年度から約9ポイント増。強度近視や内斜視の増加も懸念されている。
文科省は21年、小中学生対象の大規模調査に乗り出した。近視で長くなる「眼軸長」(角膜から網膜の距離)を計測。成人で平均24ミリ弱とされるのに対し、小学5年男子が23.92ミリ、中学3年男子が24.61ミリ。長い傾向が明らかになった。
眼球がラグビーボール形になるイメージで、いったん伸びると元に戻らない。将来は網膜?離などのリスクが高まるとされる。
「だが、インターネットの影響は視力だけではない。長時間使う子どもに体の痛みや睡眠の乱れ、心身の疲労を訴える傾向がある」
群馬大教授の伊藤賢一(社会学)は指摘する。幅広い心身の不調について、埼玉、群馬、栃木など10県の小中学生と高校生計約2万7000人にアンケートした研究者だ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/240200