ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のキューバ代表でベスト4入りし、その後母国に帰国していた中日の絶対的守護神、ライデル・マルティネス投手が27日にフランク・アルバレス投手とともに来日した。31日の開幕・巨人戦(東京ドーム)に向け、「キューバでしっかり練習してきた。準備はできている」と話した。28日からチームに合流する。

 竜の守護神が帰還した。WBCでは抑えとして3試合に登板し、1敗1セーブ、防御率4・50だった。「頂点にはいけなかったけど、いいところまでいけてキューバの国民も喜んでくれたと思う」と振り返った。

 この日は正午すぎに中部国際空港に到着した。4日後にはレギュラーシーズンが開幕する。立浪和義監督は「(31日の開幕戦に)ライデルはいてもらわないと困ると思っています」と話しており、マルティネス本人も「チームが必要なところで喜んで投げたい」と意気込んだ。

 昨季は自己最多の39セーブを挙げ、セーブ王を獲得した。今季に向けて「少なくともクライマックスシリーズ(CS)にはいけるように。いい年にしたい」と力強く語った。